インプラント治療の流れ
カウンセリング・
診査・治療計画
お口の中の状態を確認し、患者様の悩みやご要望をお聞きします。歯科用CT撮影などを行った上で治療計画を立案し、患者様に適した治療方法を提案させていただきます。
1次手術
歯肉を切開して、顎の骨に穴を開け、インプラントを埋入します。埋め込んだインプラントの上に歯肉を被せて縫合し、骨とインプラントが結合するのを待ちます。
2次手術
歯肉を切開し、1次手術で埋入したインプラントを露出させます。人工歯を装着するアバットメントを装着します。型を取り、人工歯を製作します。
人工歯を装着
完成した人工歯を装着します。
インプラント手術2回法とは?
インプラント手術には、1回法と2回法があります。2回法は手術を2回行う方法です。
手術の回数が少ない方が良いのではないか?と思うかもしれませんが、2回法は感染リスクは低く、多くの方に適応するメリットがあります。
また、2回法は手術が2回必要ですが、身体への負担が少なく短時間で終わります。2回法手術は、感染リスクの高い方や骨を増やす治療が必要な方に適しています。
インプラント手術の痛み
「インプラントにしたい」という患者様の中には、手術が怖い、痛みが心配という方が少なくありません。しかし、インプラント手術は麻酔をして行いますから、手術中は痛みがほとんどありません。術後の痛みについては、処方された痛み止めで治まる程度の場合がほとんどです。
静脈内鎮静法による手術を行っています
インプラント手術は局所麻酔で行えますが、意識があるため手術に対する不安や恐怖があります。しかし静脈内鎮静法を併用すると、眠ったような状態で手術を受けられます。
静脈内鎮静法は意識が薄くなりますが、完全にはなくなりません。呼びかけには反応できます。また、健忘作用があるため、治療後には治療中のことを覚えていないという特徴もあります。
静脈内鎮静法と
全身麻酔の主な違い
- 静脈内鎮静法
-
- ウトウトした状態になるが意識はある
- 呼びかけに反応できる
- 自分で呼吸できる
- 麻酔からの回復が早い
- 入院の必要なく当日帰宅可能
- 全身麻酔
-
- 意識がなくなる
- 呼びかけなどに反応できない
- 人工呼吸が必要
- 麻酔からの回復に時間を要する
- 入院が必要
治療後の腫れについて
手術後の腫れは個人差もありますが、治療によって異なります。骨を増やす治療が必要な場合は腫れる可能性があります。治療後は細菌感染を防ぐために薬が処方されるため、指示に従って服用してください。細菌感染も腫れる原因になります。
インプラント治療・手術に
関するよくある質問
インプラント手術にかかる時間はどれくらいですか?
埋入するインプラントの本数や治療する箇所によって異なります。また、骨造成など他の治療が必要な場合は、手術にかかる時間は長くなります。
しかし1本のインプラントを埋入するだけなら、1次手術は1時間程度で終わります。2次手術については、10分程度で終わるケースが多いです。もちろん個人差があるので、カウンセリングで手術時間の目安をご確認ください。
手術の後は食事ができますか?
食事はとれますが、負担をかけないように硬いものを避ける必要があります。飲酒も控えましょう。
術後はどのように過ごしたら良いですか?
激しい運動や入浴など、血行を促進することは控える必要がありますが、腫れや痛みがなければ普段通りに生活できます。しかし、無理せずなるべく安静にすることをお勧めします。
インプラント治療の費用はいくらですか?
インプラント費用にて詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。インプラント治療は保険の適応外なので、料金が高くなります。しかし医療費控除の対象なので、負担が大幅に軽減される場合もあります。
インプラント治療をご希望される方へ
標準的な治療の内容
インプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、人工の歯を植立する治療法です。
治療方法は、こちらで詳しくご紹介しています。
費用
インプラント治療は保険が適用にならない自由診療です。
インプラント(検査・診断料込み)
1本税込385,000円~440,000円
- 骨量によって費用が異なる場合があります。
- 治療費は、こちら詳しくご紹介しています。
起こり得るリスク・注意点
- 手術後に出血が続く場合があります。
- 手術後に腫れや痛みが出る場合があります。
- 下顎の治療では、一時的に麻痺が生じる場合があります。
- 上顎の治療では、術後に鼻血が出る場合があります。
- 細菌に感染する可能性がありますので、術後はメンテナンスにお越しいただきます。
インプラントのリスクは、こちらで詳しくご紹介しています。